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「人生100年時代」が叫ばれるようになった昨今。世の中の流れは加速しており、企業の寿命も短くなっていると言われています。

終身雇用の崩壊や働き方改革が進み、もはやひとつの会社で同じ仕事をしていく時代は終焉を迎えつつあります。実際に、パラレルキャリアを考えている方の中には、あらゆる業界・仕事で通用するスキルを身につけようと努力している方も多いでしょう。

先行き不透明な未来を生き抜くためのキーワードとして注目されているのが、ホリエモンこと堀江貴文氏が提唱する「多動力」。堀江氏は自身の著書である『多動力』(幻冬社)の中で、以下のように綴っています。

“「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。”(P13)

今回は、堀江氏の著書『多動力』(幻冬舎)を参考に、これからの時代を生き抜いていくヒントを探っていきます。

 

業界間の壁がなくなっていく!?「多動力」の必要性とは

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インターネットが普及した現代社会においては、あらゆるモノが結びつき、産業や業界のタテの壁が希薄なものになりつつあります。

業界や職種の区別がなくなると、ひとつのことを極めただけでは“新しい価値”を生み出すことは難しくなります。

一方で、広い視野を持ってさまざまな行動を起こせば無限の可能性が生まれ、自分の意志次第でいろいろなものにチャレンジできるようになるでしょう。

“あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。”(P8)

『多動力』ではこのように語られており、さらに「越境者」になるためには「多動力」が必要である、と続けています。

■「2枚目の名刺」を持つメリットが多い社会になっている?

実際に「越境者」として知らない世界に飛び込むことに、不安を抱く人もいるでしょう。

同著では、多くの肩書きを持っている人ほど価値が高くなる、と述べています。例えば、「ライター」しかできない人と、「ライター」×「編集者」ができる人では、どちらのほうが仕事の幅が広がるでしょうか。

さらに多くの肩書きを持っていれば、さまざまな仕事に対応でき、人材としての価値は格段に上がります。多動力をもって2足、3足のワラジを備えることは、周りから抜きん出た存在になることにもつながるのです。

 

「多動力」を身につけるためにやるべきこと

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それでは、実際に多動力を身につけていくにはどうすればいいのでしょうか。多動力を持つには、固定観念にとらわれず思い切って行動していくことが重要です。ぜひ、できることから実践していきましょう。

 

恥ずかしさは捨てよう。まずは感情をコントロールすることから

多くの人は仕事を含めた日々の暮らしの中で、周りの目を気にしてしまいがちですが、それでは多動力が身につきません。

“「多動力」を身につけるためには、どんな知識や仕事術を身につけるより、「感情」のフィルターを外すことが先決だ。” (P190)

堀江氏が著書で述べている通り、「恥ずかしさ」をはじめとするさまざまな感情を自分で管理することが、多動力を持つためには必要なようです。

「青臭く夢を語るのは恥ずかしい」
「“社会貢献なんて偽善だ”なんて思われないだろうか」

このようなことを考え、感情を抑える必要はありません。他人は自分が思っている以上に人に関心がないもの。一時的に何か感じることはあっても、いつの間にか気にしなくなっています。

それにも関わらず、羞恥心や自意識に惑わされ、やりたいことを諦めてしまうのはもったいないこと。同著では、「恥をかくほど自由になれる」と語られており、恥をかくことを勧めているほどです。

最近では、パラレルキャリアに対する世間の理解も深まっているため、気軽に新たな行動を起こすことができるはず。ワークスタイルの多様性が認められているだけでなく、外で得た知見・スキルを積極的に組織に還元してほしいという動きも見られます。

以下の記事で紹介しているように、会社以外の場所で学べる「越境学習」や「社会人インターン」を募集している企業・団体もあります。スキルを磨きたい、今の職場以外でも学びたいという方は、あれこれ考えすぎず、まず行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

【冒険に出よう!】会社以外でも勉強したい社会人に捧ぐ、「越境学習」のススメ

これからの時代を生き抜くために学ぶ。社会人インターンの求人を探せるサービス5選

 

全部自分でやる必要はない。アウトソージングで“時間”をつくる

1日24時間という限られた時間で、多動力を発揮してさまざまな物事にチャレンジしていくには、仕事から私生活まで、無駄な作業を削る必要があります。

そのためには、すべてのことを自分ひとりで抱え込んでしまう“全部自分でやらなきゃいけない症候群”(P40)から脱却することが重要と堀江氏は言います。やることを決めるのではなく、“やらないこと”を決めるのです。

タスクをすべて洗い出し、ほかの人に頼めるものにチェックをつけてみましょう。同僚や部下、上司、私生活であれば家族など、自分以外の人に頼めるタスクはないでしょうか。他人に任せる勇気を持つことで、自分が最大パフォーマンスを発揮できるタスクに集中できるはずです。

“家事や通勤時間、経費精算など嫌々やっていることは、一つひとつ減らし、1日24時間をワクワクで埋め尽くそう。”(P76)

これを実践するためには、嫌な仕事をしていないか自身のタスクを見直す必要があります。昨今では家事代行など様々なサービスがありますので、「やりたくない」と思う仕事はできるだけアウトソースするのもひとつの手段。

少々極端な例ではあるものの、好きでない仕事や作業は、どうしても体感時間が長くなってしまうもの。不必要なこだわりを捨ててしまえば、空いた時間を自己実現のために活用したり、スキルを上げたりできる可能性があるのです。

また、状況に応じて、時には手抜きや楽をする工夫で融通を効かせることも必要です。たくさんの物事を継続していくうえで、スケジュールがずれ込んだり、急な対応が必要になったりして、完璧を求められないこともあります。そういった場面では、割り切って帳尻合わせに徹してしまうのが吉。

感情の例と同じように、完璧にとらわれているのは自分だけで、他人からすればきちんと完了することのほうが重要な場合がよくあります。緩急のバランスに注意しながら、完璧主義者ではなく“完了主義者”(P48)を目指して行動してみましょう。

 

自分の価値を高めるのは「好奇心」と「集中力」。大量のインプットを心がけよう

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多動力を身につけ、複数の分野で活躍できるよう知見を広げていくためには、並ならぬ「好奇心」と「集中力」が必要。そのためには、仕事でも趣味でも、何かひとつのことに深くハマる経験がとても大切です。

人は何かにハマっているとき通常とは比較にならないほどの集中力を発揮します。その好奇心や集中力はほかの場面でも生かされ、一度掘り下げることで得た知識は別の物事に応用もできるでしょう。

子どもの頃、ほかのことを忘れてしまうほど何かに熱中した経験のある人も多いはず。大人になったらやりたいことができないと嘆くのではなく、バランス度外視になるくらいの気持ちで興味のある何かを突き詰めてみてはいかでしょうか。

そして、ひとつのことを深く掘り下げたあとは、飽きてしまっても構いません。

“ある程度ハマれば、大半の知識は得られる。そこから長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルに飛んだほうが、また新たな発見がある。”(P66)

飽きやすいということは、決して悪いことではありません。ハマって飽きてを繰り返すことは、それだけ多くの物事に触れながら速いスピードで成長していくということ。

そうして大量のインプットをしていくと、無秩序に散らばっていた点と点が、思わぬところでつながる可能性もあります。新しいアイデアをひらめいたり、あちこちで築いた人脈からチャンスが舞い降りてきたりするかもしれません。

 

時代を生き抜くための必須スキル「多動力」

堀江貴文氏の著書『多動力』をもとに、多動力の必要性から身につける方法まで解説してきました。まずは、“行動を起こすこと”こそが多動力を身につけるための第一歩。

NPO活動などのやりたいことがある方も、自分の価値を高めてあらゆる業界で活躍したい方も、まずは思い切って始めの一歩を踏み出してみましょう。

2枚目の名刺では、NPO団体等とともに新規事業の立ち上げやマーケティングなどに取り組める「NPOサポートプロジェクト」を行なっています。「多動力」の第一歩として、職場以外の場所でチャレンジしてみたいという方は、ぜひ参加してみてください。

NPOサポートプロジェクト」とは

リーダーシップが身につく!?「NPOサポートプロジェクト」で社会人が学んだこと