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【スタッフ募集】社会の変化を生み出すサポートプロジェクトデザイナー大募集!

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SPJデザイナーとは

サポートプロジェクト(以下、SPJ)とは、NPO団体などが掲げる「こんな社会にしたい」というミッションや想いに共感した社会人5~6人がチームを組み、NPOの事業推進に3か月程度取り組むプロジェクトです。社会人に2枚目の名刺を持つきっかけを届けるとともに、NPOなどと社会人の協働を通じて、社会にこれまでなかった変化をもたらしていきます。

これまでは、SPJに参加する社会人チームとパートナーNPOをつなぎ、支援する役割を、NPO二枚目の名刺のコーディネーターが担ってきました。このたび、名称を新たに『サポートプロジェクトデザイナー(以下、SPJデザイナー)』に変更し、新たなメンバーを募集することになりました。

SPJに後方から伴走するだけではなく、自身が「こういうことを実現したい」というミッションを持ったうえで、NPO、社会人、そして社会に変化をもたらすことにトライしているのがSPJデザイナーです。

ある方は「NPOと社会人をマッチングさせること」に徹するかもしれませんし、「自分もプロジェクトの中で一緒に手を動かしたい!」と考える方もいるでしょう。SPJデザイナー自身が目指すミッション次第で、百人百様のプロジェクトの形が生まれると考えています。

SPJデザイナーの潮流

2009年にスタートしたSPJですが、2012年頃より、人材育成や企業連携という要素も入ってくるようになりました。企業は職員のSPJ参加を通じて、社会貢献だけでなく、所属する組織の枠を飛び越え、職場以外の場所で学ぶ越境学習やリカレント教育(生涯にわたり、教育と労働などの活動を交互におこなう教育システム)のような要素も期待しています。

そのような考えを持つ企業と、社会人一人ひとりが持つ力、そんな社会人の力を求めているNPOを合致させることも、SPJの目的のひとつです。

また、NPOだけを支援することが、必ずしも社会に価値を生み出せるわけではありません。大きなインパクトを出すためには、行政などとも協働しながら価値をつくり出すことも大切です。SPJには、NPOと行政をつなぐという一面もあります。

SPJデザイナーの活動の流れ

まずは定期的に実施されているSPJデザイナー定例会に参加し、SPJの取り組みについて理解を深めていただきます。その後、自分が立ち上げたいSPJの企画内容を提出し、企画の審査がおこなわれます。企画が通ったらサポートする活動やNPOを決定し、プロジェクトの進め方を事前に確認します。

その後、CommonRoomというオープンイベントで、プロジェクトの参加者を募集します。メンバーが集まったらキックオフをおこない、プロジェクトをスタートします。CommonRoomやプロジェクトの進め方に決まりはなく、プロジェクト期間中の中間報告会、最終報告会の実施も自由です。活動の様子は、NPO二枚目の名刺Webサイト上などを通じて、外部に発信を行います。

プロジェクトの進捗はSPJ定例会でシェアし、他のSPJデザイナーからフィードバックをもらいます。SPJ終了後は、参加者からのアンケートや報告書をもとに振り返りを実施。その後はSPJ定例会にて、次にSPJを実施するSPJデザイナーにアドバイスをおこなうなど、SPJを進化させることに取り組みます。

SPJデザイナーに求められていること

NPO法人二枚目の名刺代表 廣優樹

SPJに、正解はありません。取り組みを進める中では難しい局面が訪れるかもしれませんが、そのようなときでもプロジェクトの発起人としてあきらめず、自身が設定したプロジェクトのミッション実現に、最後までこだわれることが大切です。

また、SPJには多様なバックグラウンドを持つ人間が集まるため、さまざまな価値観が入り混じっています。ミッションを掲げる活動やNPO、社会人チームの想いを尊重し、異なるやりかたを受け入れ、それぞれが持つ違いを前向きな力に変えることができたら素敵です。

SPJは、まだまだ発展途上です。公式のマニュアルなどもないですし、たくさんのトライアンドエラーを経験すると思います。だからこそ、SPJデザイナー同士が互いの経験を共有し、これから取り組む仲間のプロジェクトを応援し、SPJ自体が進化することにワクワクできる方と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

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SPJデザイナーからのメッセージ

現在SPJデザイナーとして活動している、4名のメンバーの声をご紹介します。

小林忠広

1

自身が取り組んでいる業務内容

「すべての人が自らの可能性に挑戦できる社会づくり」を目指し、様々な機会の創出をおこなっていきたいという想いを持ち、活動しています。特にパラスポーツや障がい者支援の団体など、ふだん自分の身近にありながらも、関わりを持てていない領域で取り組みをおこなっています。

普段の活動内容

二枚目の名刺として活動をおこなう中で、「これからはコレが来そう!」というアンテナを立てながら、次の活動につながるタネを常に探しています。今よりももっとインパクトを出せることはないか、日々模索しています。

大切にしていること

社会を創る担い手として活動しているパートナー団体さんの取り組みをしっかりと理解することを、参加者全員にうながしています。団体さんの想いや苦労に触れることで、参加者の皆さんが自分でも気づいていなかった価値観に触れ、その団体さんと更に一緒に活動したいと思えるきっかけをつくっていきたいと考えています。

また、参加者全員が主体的にリーダーシップを発揮できる機会をつくることを大切にしています。そうすることで、結果として団体の事業推進・社会への働きかけが『自分ごと』になることを目指しています。

2

SPJデザイナーとして目指すSPJの形

SPJに参加してくださるパートナー団体さんが、SPJをきっかけに、事業が飛躍するような機会を創出できることが目標です。参加者の皆さんにはSPJの活動を通して、これまで出会わなかった領域に対し、自ら踏み出すきっかけを得てほしいと思います。その先として、団体さんの事業推進に加わりたいと思う方が出てくださるとさらに嬉しいです。

SPJデザイナーにはどういう人が向いていると思うか、どういう人に来てほしいか

新しい発見をすることや、自分が日常では取り組まないような問題に取り組むことにワクワクする方はぜひ、SPJデザイナーにチャレンジしてみてください!

小林忠広インタビュー
前編
後編

長澤佑美

3

自身が取り組んでいる業務内容

私たち一人ひとりが、社会のこれからを創る、彩るチカラをもっていると考えています。
個人、企業、NPOやSPO(social purpose organization)であっても、想いが軸となり、同じ方向を目指し、手を動かすことができたら、そこに組織や立場の枠組みは関係ありません。

SPJは、一人ひとりが社会を創っているという実感や可能性への気づき、いままで見えていなかったものが見えてくる場であり、想いを体現して自分らしくいられる場所でもあります。誰もが一歩を踏み出せる場となるサポートプロジェクトをデザインすることを目指して活動しています。

普段の活動内容

個人・企業・NPOやSPOの困りごとやこれからの社会への希望に耳を傾けたり、直接足を運んだりして、みなさんと一緒にプロジェクトをつくり、取り組んでいます。

4

大切にしていること

パートナー団体とプロジェクトメンバーがしっかりと目線合わせを行い、ひとつのチームになることを大事にしています。プロジェクトメンバーには、「どんな想いをもってここに集まったのか?」「いま、私たちが手を動かし、できることは何なのか?」と、さりげなく、適時叱咤激励を続けます(笑)。

それぞれが自分らしさをもって、想いを体現できる場になりますように。パートナー団体の想いや活動が、継続性をもった促進になりますように。そう願いながら、活動をおこなっています。

SPJデザイナーとして目指すSPJの形

SPJを通して、プロジェクトメンバーはパートナー団体の『ファン』から『仲間』へ、またその個人から、新たにファンや仲間を増やしていってもらえたら嬉しいです。今まで当たり前に過ごしていた日常の中にある社会課題へのアンテナを忘れずに、そこからさらに新しいことに踏み出すきっかけの一歩になれば。

そして、SPJで得たものを自身の家族、コミュニティ、組織に持ち帰り、カタチは変わったとしても、社会のこれからを創る活動を拡げていっていただけたらもっと嬉しいです。

SPJデザイナーにはどういう人が向いていると思うか、どういう人に来てほしいか

・取組むからには本気。落としどころを探らないひと。
・自身が楽しみ、そのワクワクを拡げられるひと。
・個人・団体、それぞれの想いに寄り添い続けられるひと。
・チームのチカラを信じるひと。

長澤佑美インタビュー
前編
後編

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海野千尋

5

(写真左)

自身が取り組んでいる業務内容

社会課題に奔走するNPO団体やソーシャルセクターの組織と社会人とを繋げ、この仕組みにスポンサードする企業とを結ぶ役割を担っています。

普段の活動内容

NPOなどのソーシャルセクターであるパートナー団体が、これまでやりたかったけれども手がつけられなかった課題をヒアリングします。そしてその社会課題に触れる社会人が、どのように『自分ごと』ととらえて関わっていくことができるかを想定し後押しすること、そして、その個人の変化が企業にどのように組み込まれていくかというデザインをおこなっています。

6

大切にしていること

「なぜ、あなたはそう思うのでしょうか」
「では、今から何をしますか」

私はこのプロジェクトに参加する方に、意識してこの問いを重ねたいと思います。
個人が行動変容をうながせるような問いや動きを、私自身は心がけていきたいと考えています。

SPJデザイナーとして目指すSPJの形

それぞれのポジションで関わる方々が、このサポートプロジェクトを通して、自分から社会に対してアクションできるという自発的な動機を創りたいと考えています。個々人のアクションによってパートナー団体の課題解決を促し、ひいては、社会そのものが変化していくことを目指しています。

SPJデザイナーにはどういう人が向いていると思うか、どういう人に来てほしいか

異なる立場の人たちの間に入り、状況を観察しながら問いを投げられる人方が求められていると感じています。

白石和彦

7

自身が取り組んでいる業務内容

・新任SPJデザイナー2名が立ち上げようとしているSPJのバックアップ
・SPJデザイナー全体のまとめ役
・『二枚目の名刺』共有会議の開催準備

普段の活動内容

・SPJ定例会の開催
・メンバーへの提案&アドバイス
・新任SPJデザイナーと共に団体へのアプローチ

大切にしていること

SPJは、全く見ず知らずのメンバーがCommonRoomを通じて出会い、団体の想いに共鳴し、3ヶ月の間ともに活動します。私はコーディネーターとして、SPJメンバーと団体メンバーの『一体感』を早期に作り上げ、それが継続するように努力しています。たとえば、できるだけ本音で議論ができる雰囲気作り(楽しく、明るく、なんでも話せる状態)を心がけています。

また、最後まであきらめないことも大切にしたい点です。議論も大事ですが、実際のアクションも同じくらい大事です。プロジェクトの実施中は、数々の困難や苦しい時期もありますが、メンバー同士で考え支え合い、ともに最後まで走り切れるよう、伴走していきたいと考えています。最終報告会でSPJメンバーや団体から「短かったけれど楽しかった。やれることはやった。できた。」という言葉を聞けるよう、活動しています。

SPJデザイナーとして目指すSPJの形

参加した社会人と団体が、ともにこのSPJを通じて少しでも『学び』を得て、SPJを終えた後自分自身が変化した、変化できたと思ってくれたら、それこそが最大の『アウトプット』=『成果』であると思います。

このSPJで知り合ったメンバー同士の絆や関係性をプロジェクト終了後も継続してくれて、また違う場面で、相互により良い状況を作り出してくれたらとても嬉しいです。SPJの実施期間は、良いことも、上手くいかないことも、すべてを楽しんでほしいです。会社での仕事とは違い、SPJの活動に正解はありません。メンバーのみなさんには、『ゼロ』から『イチ』を生み出すプロセスを楽しみながら取り組んでもらえたらと思います。

8

SPJデザイナーにはどういう人が向いていると思うか、どういう人に来てほしいか

・相手を決して否定せずみんなの意見を大切に、自ら考え、行動する状況を作り上げられる方
・時として優しく、時に厳しい目で、現状を冷静に俯瞰して見られる方
・仲間を大切に、最後まで辛抱強く、責任を持って物事を完結させられる方
・一枚目(本業)が忙しくなったことを理由に、途中で抜けてしまったりしない方

白石和彦インタビュー
前編
後編

SPJデザイナーになるのに、特別な資格や経験は必要ない。本業以外のフィールドで活動をはじめたい方、社会に新たな変化や価値を生み出したいと考えている方はぜひ、SPJデザイナーにチャレンジしてみてほしい。

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ライター

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編集者

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カメラマン

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手塚 巧子
ライター
1987年生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務等を経て、ライター・編集者として活動中。ビジネス、社会問題、金融、女性・学生向け媒体など、幅広いジャンルにて記事を執筆。小説執筆も行い、短編小説入賞経験あり。