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11月6日(月)にスタートする、日本パラ・パワーリフティング連盟日本肢体不自由者卓球協会をパートナーに実施される「二枚目の名刺×パラスポーツ サポートプロジェクト」

社会人とパラスポーツの競技団体が一緒になって事業推進に取り組むこのプロジェクトを、一足先に体験したチームがある。

日本パラ・パワーリフティング連盟をパートナーとする第45回サポートプロジェクト(2017年2月~6月)だ。

※第45回サポートプロジェクトの模様は>こちら

あれ?・・・

と思われた方もいるかもしれない。
そう、日本パラ・パワーリフティング連盟にとっては、2度目のサポートプロジェクトなのだ。

・なぜ1度終えたサポートプロジェクトにまた参加してくださるのか?
・前回のプロジェクトが団体にもたらした価値は何なのか?
・次にスタートするプロジェクトに求めることは?

前回のプロジェクトではメンバーのひとりとして参加した、パラスポーツ・プロジェクトのプロジェクトデザイナーの小林忠広が、日本パラ・パワーリフティング連盟理事長の吉田進さん(以下、すっすー)と事務局長の吉田寿子さん(以下、オーマ)にお話を聞いた。

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下肢障がい者が対象のベンチプレス競技であるパラ・パワーリフティング。そのの事務局を担うすっすー(写真左)とオーマ(写真右)

予想に反して「面倒」はなく「楽しかった」

小林:「パラスポーツ・プロジェクト」の構想段階からずっと、すっすーとオーマと一緒にやりたいと思っていました。それで、メールでお願いしたら二つ返事で「やりましょう!」と言ってくれた。僕はそれがとても嬉しかったんです。ぶっちゃけ、前回サポートプロジェクトをやってみてどうでしたか?

すっすー:とにかく楽しかったよ。正直、最初は「あんまり面倒なことになったら嫌だな」っていう気持ちもあったんだけど、ほとんど全部みんなが考えて動いてくれたしね。私たちがやったのは、ミーティングに参加したことくらい(笑)。逆に人手不足の我々が助けられた部分が大きかった。

小林:そう言っていただけると、嬉しいですね。僕もとても楽しかったです。

オーマ:私たちはもともと競技者で、もう30年以上もこの競技に関わっているから、完全に“競技思考”。競技自体が面白くてやっている分、新しい視点がなかなか持てないんです。「いきみ顏選手権」とか「おもいをあげるプロジェクト」とか、ユニークな企画が次々に生まれて、この競技にそういう面白さがあったのかという発見ばかり。パラ・パワーを知らなかった人が関わってくれた強みを感じました。

すっすー:違った角度から競技の魅力を掘り起こしてくれたことも嬉しかったし、関わってくれてるメンバーや参加者の笑顔も、一種の財産だなって。やって良かったと思ってます。

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体験会でウエイトを持ち上げる時のいきみ顔を撮影し、Facebookページにアップ。234名が参加し、「いいね」の数が大きく増えた。

意欲あふれるメンバーが集うプロジェクト

すっすー:集まったメンバーは、キャラクターにそれぞれ色があって、面白かったよね。トムさんはいつも現実的に話をまとめて引っ張ってくれたし、ミクロとミッキーの女の子二人はしっかり者で、着々とやるべきことを進めてくれた。ヒロさん(小林)は、たまにポンと面白いアイデアを出してくれて。まぁよく色んなアイデアが出るもんだと感心してたよ。

小林:トムさんは1枚目の会社で得た知識や経験をこのプロジェクトに活かしてくれていました。映像クリエイターの仕事をしているお兄さんは、そのスキルを選手へのインタビュー動画で発揮してくれたし、メンバー内で唯一パラ・パワーについての知識があったせいさんが、どんどんパラ・パワーリフティング(以下、パラ・パワー)の魅力に惹きこまれていくのも、目に見えてわかりました。

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「パラ・パワーリフティングの魅力を素人目線で探求する」ことを目指した前回のプロジェクト。
(写真右からトムさん、せいさん、ミクロさん、すっすーさん、オーマさん、ミッキーさん)

オーマ:物事を中途半端で終わらせない、徹底的に成し遂げようとする、達成意欲の高い人たちが集まるグループなんだなって思いながら見ていました。

すっすー:第一、2枚目の名刺を持とうと思うこと自体、本業を大事にしながらも、でもそれだけで終わりたくないという気持ちがどこかにあるわけで。みんな前向きなんだよね。社会に何かを生み出したいんだという気持ちで来てくれていることは、やっぱり感じましたよ。多少、人によって想いの強弱はあったかもしれないけどね。

小林:ありがとうございます。最初は「何をすればいいんだろう」っていう迷いもメンバー間であったんですけど、すっすーとオーマがパラスポーツやパラパワーの魅力を熱く語ってくださったことは大きかったと思います。

すっすー:日本って、障がい者が暮らしづらい社会なんです。人の態度も、見る目も、構造も、交通も、全部ものすごく遅れてる。2020年に開催される国際大会はこうした社会を正す、大きなチャンスだと思うんだよ。やりたい人が2枚目の名刺を持って、好き勝手にやりながら、気づいたら段々と社会が良くなっていくような流れを描けたらいいよね。このプロジェクトは、そうした1つの旗手になれそうな予感がする。

小林:波を起こしに行きたいですね。

すっすー:すべてのパラスポーツでこうした波が起きるといいよね。

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「選手の魅力を伝える」ためのインタビュー動画を制作。

インタビュー未経験者のせいさんとプロの映像クリエイターのお兄さん(写真)がタッグを組んだ。

社外で活躍するメンバーと協働し、競技そのものの魅力を広めたい!

小林:前回のサポートプロジェクトでもっとこうして欲しかったということはありますか? 次のプロジェクトに期待していることは何でしょうか?

すっすー:「いきみ顔選手権」みたいに、競技のことを知らない人でも楽しめる企画は、次のプロジェクトでも出てきそうで、期待しています。一方で、パラ・パワーの競技そのもの、つまり「ギリギリのところでスコアを争う世界」の魅力をうまく伝えたり、ファンを増やすような秘策が生まれるといいなと思っています。野球オタクがいるように、”パラ・パワーオタク”が世の中に誕生しちゃうような、そんな企画。ピュアスポーツとしてのパラ・パワーに肉薄してくれるような人たちが来てくれたらと。

オーマ:前回のプロジェクトでは体験会のイベントを企画していただいたので、次は私たちが最も力を入れている競技会を盛り上げるようなこと。例えば応援団みたいなもので、何か一緒にできたら嬉しいですね。

すっすー:パラ・パワーやっている人たちは、みんなパラ・パワーが好きなんだよ。でもやっぱりみんな自分が強くなることが一番大事だったりする。そうすると、観客だったりファンだったり、“外からの目”を想像できなくなっちゃうんだよね。だから、みなさんの視点自体が我々にとっては画期的なんですよ。

小林:これから参加される方に向けたメッセージがあればお願いします。

すっすー:日本のパラスポーツ環境が世界から遅れていることに問題意識を持って、まずはパラ・パワーから日本を変えたいと思ってくださる方と一緒にやりたいです。我々も支援するし、…ん?支援じゃないな。一緒にやる!面白いことを一緒にやる!

オーマ:また面白いイベントを企画したり、支援してもらいたいですよね。

すっすー:「支援したりしてもらう」んじゃなくて、一緒にやる!

小林:(笑)。嬉しいです、本当に。よろしくお願いします。

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日本パラ・パワーリフティング連盟など、パラスポーツの競技団体の中には、想いや理想の形はあるけれど、人が足りておらず実現できていない団体や注目度を高めるための新しいアイデアを欲している団体がある。

「二枚目の名刺×パラシポーツプロジェクト」は、こうした競技団体と社外で活躍するメンバーが一緒になって、パラスポーツを盛り上げ、日本のパラスポーツの未来を共に考え、一緒に創っていくためのプロジェクトだ。

スポーツに関することで社会貢献がしたいという方はもちろん、パラスポーツのことを知らなかったり、これまでスポーツに関わったことがない方も大歓迎!

パラスポーツを通じて「2020」に参加してみませんか?

そしてパラアスリートや障がい者にとって、よりよい日本を創っていきませんか?

「二枚目の名刺×パラシポーツプロジェクト」では参加者を募集しています>こちら