生産性を高める働き方を知るデバイス「JINS MEME」とは

「JINS MEME」を知っていますか?
「JINS MEME(ジンズ ミーム)」はアイウエアメーカー最大手の株式会社ジンズが開発、発売している商品だ。「世界初、自分を見るアイウエア」というキャッチがついたこのメガネは、かけている人の“今”の状態を可視化してくれるのだという。具体的には、視界の内側にある健康状態、運動の記録、ココロの動きを映し出し、自分自身を深く知ることを助けてくれるのだ。

目の動きを通して「今」を可視化する

改めて、「自分を見るメガネ」とはどういうことだろう? 「JINS MEME」は一見すると普通のメガネだが、スマホのアプリと連動させることで、普通ではなくなるのだ。レンズを囲む枠が玉型をしたウェリントン・タイプの「JINS MEME ES(ジンズ ミーム イーエス)」は、鼻にかけるノーズパッドとブリッジに搭載された3点式眼電位センサーでまばたきと視線移動を検出することで、集中・活力・落ち着きなどを測定。そして耳にかけるツルに搭載された6軸センサーが歩いたり走ったりしたときの移動方向、向き、回転を検出することで体軸変化を正確に明らかにしてくれるというもの。

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これらのセンサーから取得したデータはブルートゥースでスマホに転送され、「JINS MEME」独自のアプリで分析することで、ユーザーの心や体がどんな状態であるかが表示される。人間の五感で認識できる情報のうち約90%を占めるのが視覚。つまり目の動きを測定することで、かけている人の眠気の可能性を察知したり、姿勢の変化を記録してより健康な生活の手助けをしたり、クリエイティブに没頭できる集中状態を知ることができるといったわけだ。

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「JINS MEME」事業開発担当の井上一鷹(いのうえかずたか)さんは、「1日の中でも集中力が上がりやすい時間帯がある。そうした変化をつかみ、しかるべきタイミングで休息を取ることなどによって、業務効率の向上が期待できる」と解説する。

水曜日の朝6~7時が最も集中度が高い!?

「JINS MEME」と「JINS MEME OFFICE」(アプリ)を使い、社会人の「曜日ごとの深い集中の割合」と「時間帯ごとの深い集中の割合」を計測した実験結果をグラフにしたものがある。それによると、平日では水曜日、時間帯では午前6~7時に最も集中力が高まることがわかっている。人によってバラつきがあるため一様には言えないが、専門性が高い仕事ほど朝方に寄せるほうが効率的に仕事を行えると言えるだろう。

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また同様に、書類作成などPCを用いた業務のウェイトが高い3人の社会人が、「オフィス」「公園」「賑やかなカフェ」「静かなカフェ」「図書館」「ワーキングスペース」で仕事をした際の集中力を計測した実験の結果によれば、驚くことに「自分のオフィス」で仕事をしたときの集中力が、ほかの場所に比べて“低い”という結果が3人に共通して出ている。

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これらは集中力に関する一例だが、もし「JINS MEME」によって、今の集中度を知ることができたり、集中力が鍛えられたりしたら、日々をより豊かに、人生をより実りのあるものにできるかもしれない。自分が最も集中力を発揮できる状態について知ることは、限りある時間を無限のものへと変えてくれる可能性を秘めている。また、「JINS MEME」で自分を見つめ直したとき、効率の良い働き方が導き出せるとも言える。

効率的な働き方は、集中力こそが鍵

2010年に8,000万人いた日本の労働人口は、2030年に6,700万人に激減すると言われている。また現在の平均残業時間47時間を加えた総労働時間は207時間であり、残業時間をゼロにするには23%近くを減らさねばならない。そして、2030年に残業ゼロ実現しつつ、現在と同じ経済を維持するには、なんと一人当たり1.5倍もの生産性を上げることが必要になる。昨今話題になっている「働き方改革」を成功させるためにも、集中力を知り、生産性を高める必要があるのだ。

「JINS MEME ES」のデータを見つめていると、「いつ」「どこで」「どういう状態で」仕事をすると生産性が高くなるかなど、さまざまな傾向がわかる。例えば、一つのことに専念すること、リラックスした状態で作業をすること、作業中は美しい姿勢を維持することなどが、「集中力=効率化」につながっていく。

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今後「2枚目の名刺Webマガジン」では、メンバーらが実際に「JINS MEME」をかけ、「本業だけをやっているとき」、「本業+2枚目の活動をやっているとき」とで集中力の違いを検証していく。乞うご期待。

>>「JINS MEME」についてもっと知る

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